初心者が絵を描くためにまず始めるデッサンとは?描き方や道具までを解説!

ひめの

ひめのです。シングルマザーですが、2人の子どもが公立高校から、慶應大学と法政大学に進学できた子育て経験をいかして、情報発信をしています。

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絵を描くために必要といわれるデッサンとは何でしょうか?

運動で例えると、基礎トレーニングみたいなイメージでしょうか。

基礎トレーニングは地味ですが、パフォーマンスを上げるためには必要ですよね。

デッサンもまさに同じです。

構図や形をとるなど、基本的な部分ができないと、どんなにいい絵具で色をのせても、いい作品にはなりません。

画家たちも、何枚もデッサンを描いていますよね。

私も美大、芸大を目指していた時は毎日のようにデッサンを描いていました。

そこで、今回は初心者でも始めやすいようにデッサンの解説をしますね。

デッサン初心者のためのおすすめの道具

デッサンを始めるには、適切な道具の選び方がとても重要です。

道具はデッサンのクオリティを左右することもあります。

デッサンには鉛筆デッサンと木炭デッサンがあります。

それぞれの道具について解説します。

鉛筆デッサン

比較的はじめやすいのは鉛筆です。

硬さは6B~6Hまでを揃えるといいですね。

紙は、鉛筆で描ける画用紙で十分です。

デッサンで消す場合は消しゴムではなく、練り消しゴムを使用します。

練り消しゴムだと画用紙の目(凹凸)を潰すことがなく、細かい部分も消しゴムをこねて、補足したりして消すことができるからです。

画用紙の凹凸は非常に重要で、デッサンでは紙の凹凸の上に鉛筆の粉を乗せるイメージで書きます。

紙の凹凸がつぶれてしまうと、ツルツルになってしまい、鉛筆で描いても、粉が取れてしまいます。

デッサンでは紙の凹凸を目と呼び、最後まで潰さないように仕上げることがポイントになります。

そのためには、何度も描き直すことがないようにします。

木炭デッサン

次に、木炭があります。

こちらは美大、芸大の油絵科の入試でよく使われます。

木炭デッサンになると、紙は木炭用の用紙になり、用紙をはさむ画板(カルトン)も必要になります。

木炭用の用紙と画板はかなり大きなサイズなので、イーゼルも必要になります。

また、木炭の中心部分にある芯は、紙に乗りにくいので芯抜きで抜くことも大切なポイントになります。

木炭を消す場合には食パンやガーゼを使用します。

木炭は粉なので、食パンで粉を吸い取るようにします。

木炭用の紙は画用紙より繊細なので、練り消しゴムでもつぶれてしまう可能性があります。

ちょっと意外ですが、食パンで消すようにしましょう。

ここで使用する食パンは油分の少ないものがベストです。

理由としては、紙に油がしみ込んでしまい、後が残ってしまう可能性があるからです。

くれぐれもバター入りのパンは避けるようにしましょう。

ガーゼは、紙に描いた木炭をぼかしたり、粉を払う時などに使用します。

ガーゼでぼかす場合は、使いすぎると用紙の目(凹凸)がつぶれてしまう可能性があるので、力を入れず、優しく使います。

デッサンのポイントとコツ

デッサンは、見た目を忠実に再現することが大切ですが、これを達成するためにはポイントとコツがあります。

構図

構図とは、描画する対象物をどのように配置するかを決めることです。

構図をうまく決めることで、絵にリアルな印象を与えることができます。

構図が悪いと、どんなに描いても無駄になるほど、重要になります。

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構図について詳しくはこちら記事をご覧ください!
[nlink url="https://himeno-home.com/picture-composition-what/"]

光と影

光と影は、物体の質感や奥行きを表現するために必要なポイントです。

光と影をうまく描画することで、絵にリアルな印象を与えることができます。

線の描き方

線の描き方は、絵に印象を与えるために必要なポイントです。

線の描き方をうまく決めることで、絵にリアルな印象を与えることができます。

練習

デッサンは練習することでスキルがアップするものです。

毎日少しずつでも、継続的に練習することが大切です。

デッサンで描画する前に知っておきたい基礎知識

デッサンを早く上達するには、基礎知識が必要となります。

視点

視点とは、描画する物体をどのように見るかを決めることです。

視点を決めることで、絵にリアルな印象を与えることができます。

具体的には、立って描くのか、座って描くのかでも視点が変わります。

最終的にはどのような視点からでも描けるようにしましょう。

パースペクティブ

パースペクティブは、物体が遠ざかるにつれて小さく見える効果を表現することです。

パースペクティブを使用することで、絵にリアルな印象を与えることができます。

筆圧

筆圧とは、鉛筆や木炭を描く力を指します。

筆圧をうまく使用することで、絵にリアルな印象を与えることができます。

素材の選び方

素材はデッサンのクオリティを左右することもありますので、適切な素材を選ぶことが大切です。

 

デッサンを始める前には、これらの基礎知識を確認しておくことが大切です。

また、これらの基礎知識を学ぶことで、デッサンのスタイルやテクニックにも幅が広がります。

自分自身のスタイルを確立し、自分の描きたいものを表現することができるようになります。

デッサンで描く前に準備するべきこと

デッサンを描く前には、適切な準備が大切です。

これは、デッサンの質を向上させるだけでなく、描画中のストレスを軽減することもできます。

作業環境

作業環境は、デッサンの質を向上させるために重要な要素です。

作業環境は、明るさや風通しの良い場所、描画用の専用のテーブルやイーゼルなどが必要となります。

また、窓から入る日差しだと、時間によって光と影のバランスが変わってしまうので、室内灯にするなどの工夫も必要です。

道具

道具はデッサンの質を左右することもありますので、適切な道具を用意することが大切です。

道具は、鉛筆や木炭、紙や消し具なども含まれます。

着替え

着替えは、描画中に身体を動かすために必要なものです。

描画中に身体に負担をかけないためには、着替えにも注意することが大切です。

また、木炭デッサンの場合は粉がつくので、着替えが面倒な場合は、エプロンなどを着用するといいですね。

私は、ジャージに着替えて描いていました。

ひめの
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まるで運動部のようです

デッサン初心者のための簡単な描き方

デッサンは、技術を磨くことによって上達するものですが、初心者の方でも簡単な描き方から始めることができます。

ここでは、初心者のための簡単な描き方をご紹介します。

線を引くこと

線を引くことは、デッサンの基本です。

まずは、手順を覚えて練習することが大切です。

いきなり描きださずに、あたりをつけてから線を引くようにします。

最初は薄く、すぐ消せる濃さで描きます。

形を描くこと

形を描くことは、線を引いた後の次のステップです。

形を描くことで、絵にリアルな印象を与えることができます。

何度も描き直すことがないように、素早く、的確に形がとれるように練習しましょう。

形をとる練習に最適なのは、クロッキーですね。

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クロッキーについての解説はこちらの記事を参考にしてみてください!
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細部を描くこと

細部を描くことで、絵にリアルな印象を与えることができます。

ここに大半の時間を費やします。

細部を描きこむと、描きこみがたりない部分が目立ってきますので、さらに描きこむという流れになります。

デッサンの作品を完成させるためのポイント

デッサンの作品を完成させるためには、様々なポイントがあります。

ここでは、デッサンの作品を完成させるためのポイントをご紹介します。

細部に注意すること

細部に注意することは、作品を完成させるために重要なポイントです。

細部に注意することで、作品にリアルな印象を与えることができます。

かきこみが足りないところはないか、逆に描きすぎているところはないかなどに注意します。

構図

構図は、作品を完成させるために重要なポイントです。

構図を適切にとることで、作品にリアルな印象を与えることができます。

適切な構図だと、画面全体に動きが出たり、絵が大きく見える、空間が広がるなどメリットがたくさんあります。

構図は日頃から勉強しておくといいですね。

筆圧

筆圧は、作品を完成させるために重要なポイントです

筆圧を適切にとることで、作品にリアルな印象を与えることができます。

 

これらのポイントを確認するには、離れてデッサンを見ることが重要になります。

室内で狭い場合は、廊下や外に出て遠くから眺めます。

それも難しい場合は、デッサンを逆さまにします。

または、合わせ鏡のようにして、鏡越しで見るのもおススメです。

つまり、新鮮な視点でデッサンを確認すると、問題点が良く見えるようになります。

これを繰り返して、修正して、クオリティをあげていくといいですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

デッサンはとっつきにくいイメージですが、基礎トレーニングと思って取り組みましょう。

デッサン力がつくと、絵が格段にうまくなります。

絵が上手くなると楽しくなって、もっとデッサンを描くというサイクルになります。

何事も基礎が大事ということですね。

コツコツと続けていると、いつの間にかデッサン力がつくので、楽しいですよ。

自分が描きたいイメージ通りの絵を描くためにも、デッサンに取り組んでみましょう。