油絵ってなんだか難しそう。
油絵具でイラストって描けるのかな?
油絵具も一つの絵を描く道具なので、自由に使っていいんです。
イラストを描いてもいいし、正統派の絵をかいてもいい!
そう思うと気が楽になりませんか?
今回は、気楽に油絵を描く方法を解説します。
楽しんで、油絵具でイラストを描いてみましょう!
もくじ
油絵は特別じゃない
油絵と聞くと何となく、美術館に飾ってあるし、伝統があるし、敷居が高い。
私もそう思っていました。
まずは、デッサンから始めて・・・なんて考えると面倒になりますよね。
私はデッサンが嫌いでした。
必要なのはわかるけど、楽しく絵を描きたい。
私は油絵具で普通にイラストも描いていましたし、それは自由でいいと思います。
油絵の描き方と描く手順
油絵の特徴を押さえて、基本的な描く手順を守れば、問題なく描くことができますよ。
私が油絵を描く手順はこんな感じです。
1.スケッチに描きたい絵の下書きをする
2.キャンバスにざっくり下書きをする
3.下塗りをする
4.いったん乾かしてから、本塗りをする
5.ひたすら描く
では、それぞれ解説しますね。
1.スケッチに描きたい絵の下書きをする
まずは、スケッチブックや落書き帳などに描きたいイメージの絵を描きます。
一番大切なのは構図なので、構図だけは後から大きな修正がないように、最初に決めましょう。
どんどん描いて、イメージを膨らませていきます。
何枚も描いてみて、具体的に決まったら、割と詳細な部分も決めます。
これは絵の設計図と思って、きっちりと描いておきます。
2.キャンバスにざっくり下書きをする
よく油絵の描き方の本には、キャンバスに木炭などで下書きをするように描いていますが、私はいきなり絵の具で描きだします。
色は黄土色(イエローオーカーやオーレオリン)のような、薄めの色で、描きだし用の揮発性油(テレピン)を使用します。
ペインティングオイルを使用する場合は、そのまま使用しましょう。
まずは、キャンバスに十字を書きます。
それから構図を決めて、大体の配置を描いていきます。
この段階では、線画のように描き進めます。
油絵は上から描いてしまえば消えますし、描いてすぐなら布で拭き取れば消えるので、気楽に描きましょう。
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3.下塗りをする
下書きが決まったら、色を付けていきます。
ここからは溶き油を乾性油に切り替えます。
ペインティングオイルの場合は、切り替えずにそのまま使用して大丈夫です。
油絵具は塗り重ねていくことに深みが出ます。
深みを出したくない場合は、明るい色で描きだしましょう。
私は、下塗りでは実際の仕上がりの色とは全く違う色をあえて載せていました。
その方が、いろいろな色味が出て、複雑な色合いが出ますよ。
4.いったん乾かしてから、本塗りをする
全体的に下塗りが終わったら、一晩おきます。
油絵具は一晩おいても乾いていない場合があります。
早く描き進めたい場合は、速乾性のメディウムなどを使用するといいですよ。
本塗りでも、自由に描きます。
色に決まりはないですし、形も自分の自由に描いていきましょう。
5.ひたすら描く
乾かしながら、重ねていくとだんだんと厚みが出ます。
油絵具の特徴でもあり、醍醐味ですよね。
あまり塗りすぎると「退色」が起きてしまうので注意しましょう。
退色とは、色を混ぜすぎることによって本来の色とは違う色身になることです。
油絵具は混ぜるより、のせていくというイメージの方がいいですね。
油絵具で自由にイラストを描こう!
油絵具は扱いにくいイメージがありますが、慣れてしまえば普通の絵の具と同じと思います。
自由な発想で、自由な絵を描きましょう。
まずは、手を動かして、描くことが一番大切です。
たくさん描いて慣れてきたら、違う画材と組み合わせてみたり、違いを楽しんでみてもいいと思います。
油絵具を使いこなせるようになると表現の幅も出ます。
自由に楽しく、油絵具でイラスをと描いてみましょう!