【初心者入門】絵画鑑賞を楽しみたい人必見!油絵の読み方を解説!

2023年2月6日

ひめの

ひめのです。シングルマザーですが、2人の子どもが公立高校から、慶應大学と法政大学に進学できた子育て経験をいかして、情報発信をしています。

Pocket

絵画鑑賞なんて退屈そう・・・私も中学生の時は思っていました。

ところが、高校生になり、急に絵に興味を持ち始めてから、美術館に行くようになりました。

ただ、美術館に行っても、絵を見ているだけで、これってあってるの?と思いませんか?

実は、コツがありました。

絵の見方を知っていると、絵画鑑賞はもっと楽しくなりますよ。

それほど難しいことでもないので、この記事を読んで絵画鑑賞を楽しめる人が増えると、うれしく思います。

絵画鑑賞で気をつけること

美術館まで行って、お金を払って、絵を見に行くことだけでもすごいですよね。

せっかくなので、本当に絵を見た!と実感できるようにしたいですね。

では、どんなことに気をつけたらいいでしょうか。

私が気をつけていることをご紹介しますね。

順番通りに見ない

日本人はまじめに並んで、最初から順路通りに見ようとしますよね。

すいていればそれでもいいかもしれませんが、込んでいる場合などは、込んでない絵から見るなど工夫しましょう。

きっちりと順番通りに見る必要はないですね。

タイトルは気にしない

画家にとって、絵のタイトルはあまり重要ではないと思います。

画家は何を描きたいかが先なので、絵ができてからタイトルをつけたりします。

割と雑?なタイトル(「帽子をかぶる女」みたいな)も多いので、無理して読む必要はないと思います。

それよりも、描かれた年は注目します。

年を追うことに絵は変化するので、その変化を見ると楽しいですよ。

絵は離れてみる

絵は離れて見ないと、全体を見ることができません。

ほぼ99%の人が、絵の前の手すりを横移動していますよね。

これでは、はっきり言って絵を見ているとは言えません。

画家も自分の絵を確認する時には、何度も離れて見ます。

一度列を離れて、遠くから見てみることをお勧めします。

絵画はどこを見たらいいのか

私が絵を見る順番を解説しますね。

1.離れて絵の構図を確認
2.少しずつ近づく
3.マチエールを見る
4.もう一度離れて確認する

それぞれの解説はこちらです。

1.離れて絵の構図を確認

見る順番としては、まずは絵から離れて、絵の全体を見ます。

ここで確認するのは、絵の構図です。

絵画で一番大切なのは、構図です。

私も美術大学を目指して絵の勉強をしているころには、何度も何度も言われました。

とにかく構図がすべてといってもいいくらい、絵の構図は大事です。

絵の構図が分かれば、この絵が何を言いたいのかもわかってしまいます。

ナゾトキのようで、一番楽しいですよ。

ひめの
ひめの
構図に関してはこちらの記事をごらんください!
[nlink url="https://himeno-home.com/picture-composition-what/"]

 

2.少しずつ近づく

離れた場所から、1歩ずつ前に出ます。

すると絵からぐっと押される空気を感じる時があります。

これは何となく感じるような気がするというものなので、感じなくてもいいと思います。

少しずつ前に出ながら絵を見ると、絵の印象も変わります。

一番いい場所は、腕を伸ばして届くくらいではないでしょうか。

つまり、画家が腕を伸ばして筆で描いている位置になります。

絵を描いている画家の気分になって、目の前の絵を見るとまた違って見えてきます。

3.マチエールを見る

マチエールとは、絵の表面の絵の具の塗り方や、肌合いなどのことです。

近づいて行って、今度は至近距離で観察します。

近くで見ると、キャンバスの目地や筆の運び方が分かります。

これは画集では分からないので、現物を見るからこその醍醐味ですよね

画家の筆運びや、どんなキャンバスを使っているかなど、じっくりと観察します。

4.もう一度離れて確認する

最後にもう一度離れて絵を見てみます。

順番としては、「離れる→少しずつ近づく→至近距離で見る→離れる」です。

最初に離れて見たときとは、また違った印象がします。

1枚ずつこれをしていると時間がかかってしまうので、気に入った絵を選んでやってみることをお勧めします。

絵画鑑賞に正解はない

絵画鑑賞は自分が楽しめばいいので、正解はないです。

ただ、画家の気持ちになって観るというのもいいと思います。

良い絵を見ることは、何より感性が磨かれます。

画家が人生をかけて描いた絵を、数百年の時を経て今見ているということに、私は感動します。

少しでも多くの人が絵を好きになってくれて、絵画鑑賞を楽しんでくれると、うれしく思います。