絵が上手に描けたらいいなと思いませんか?
実は絵を上手に描くには、ちょっとしたコツがあります。
これを知ってるだけで、格段に絵が上手に描けるようになります。
私は美術大学に行きたくて、絵の勉強をしましたが、残念ながらその願いは叶いませんでした。
でも、絵を描くコツを知ることができました。
もっと早く知っていればなぁ、、、と思ったので、今回はそのコツをご紹介します。
この記事を読めば、図画や美術が得意になるかもしれませんよ!
もくじ
絵をかく前にやること
よくやってしまいがちなことは、いきなり絵を描きだすということです。
画用紙を目の前に、すぐに鉛筆で描き始める。
これはNGです。
まずやることは、画用紙の中に何を、どのくらいの大きさで描くのかを決めます。
これは、構図といいます。
絵を描く上で最も重要なのが構図です。
目の前のもの(風景でも、物でも)を、決められた大きさの紙に描くということは、あらかじめしっかりと考えておかないと、途中で切れてしまったり、入りきらない、小さくなった、など残念な結果になります。
画家たちは作品を描く前には、必ずスケッチを何枚か描いています。
それほど、絵をかく前の準備は大事です。
絵の構図とは
では、構図とは具体的に何をすればいいのでしょうか。
紙に対して何を、どこに、どのくらいの大きさで、どのように配置するかなどを決めます。
家で言うと設計図になります。
まず初めに、画用紙の横の中心と縦の中心を描き、紙に十字線を入れます。
コツとしては、あくまで薄く、すぐ消えるくらいの濃さで描きます。
ここで、やってはいけない配置を覚えておきましょう。
・十字線が交わる中心に、メインの物を描く
・画面が切れるぎりぎりのところにメインの物を描く
・左右、上下対象に描く
・同じ方向性に描く
次に、上手に見える構図を考えてみましょう。
それは、動きのある構図にするということです。
有名な画家の絵などをよく見ると、必ず動きのある構図になっていることが分かります。
分かりやすいように、矢印を入れてみます。
このように、見ている人の目線を動かすような導線があることが分かります。
つまり、「見る人の目をどのように動かすか」を考えると、ぐっといい絵になります。
構図を勉強するには、有名な画家の画集などを見たり、実際に美術館で見るなど、なるべく多くの作品に触れることが一番大切です。
絵が上手な人がやっている下書き
構図が決まったら、いよいよ描き始めます。
絵が上手な人は、慎重に描き始めます。
まずは、全体のあたりをつける作業をします。
あたりとは、描く物の配置を大まかに決めることです。
この場合もなるべく薄く、すぐに消せるくらいの濃さで、ざっくりを構図を決めます。
画面の中の構図が決まったら、それぞれの物を描きこみます。
色を付ける場合は、あまり描きすぎないようにしましょう。
絵が上手な人の色選び
いよいよ色付けの段階になります。
色にも法則があります。
大まかな特徴は、このようになっています。
・後退色と進出色がある
・補色対比には気をつける
詳しく説明しますね。
後退色と進出色がある
後退色とは青系の色で、後ろに下がって見える色のことです。
進出色とは赤系の色で、前に出てきて見える色を言います。
これは実際に描いててみるとわかりますが、赤と青を並べると赤が前にあるように見えてしまいます。
理解したうえで利用すると効果がありますが、知らないと空間が歪んてしまったりして、予想外の結果になってしまいます。
補色対比には気をつける
補色とは反対色のことを言います。
赤の反対色は緑ということになります。
つまり、反対色を多用すると色がうるさくなる危険があり、あまり好まれません。
この色の対比は頭に入れておくと、色遣いに迷うことはなくなります。
絵が上手な人の色の塗り方
絵が上手な人とそうでない人の色の塗り方の一番の違いは、際(キワ)の処理です。
つまり、輪郭の描き方になります。
はみ出すのが怖くて、輪郭ぎりぎりまで色を塗らないと、ぼやけた印象になります。
ここをきっちりと丁寧に塗るだけでも、背景との差が出て絵が締まって見えます。
そのためには細い筆が必要になるので、最初の絵の具セットだけではなく、買い足したほうがいいでしょう。
道具選びも重要になるので、後ほど解説しますね。
色に惑わされない!本当の上手い絵とは白黒でもわかる絵のこと
上手く見える絵は、白黒コピーしてもわかるように描いています。
「強い絵」という表現がありますが、くっきりして見える絵は、白と黒のぶつかりで決まります。
分かりやすい例としては、中世の絵画です。
このように、白→黒→白の順番で描かれていることが分かります。
色を付けたとしても明るい色→暗い色のようにメリハリをつけるとそれだけで、はっきりして、上手に見えます。
本当に上手になりたいなら枚数をこなす
ピカソが、本当に絵が上手くなりたいなら、1年で1万枚描けばいいんだよといったそうです。
やはり結局は練習ということですね。
いかに枚数を多く描くかということになります。
そうは言っても、筆が早くないとな、、、などと私は思っていました。
本気の人は違うということですね。
絵を上手に描くには道具も大事
学校で買う絵の具セットだけでは、上手に描くのは難しそうです。
せめて筆だけでも買い足したほうがいいと思います。
いざ筆を買いに行くと、種類が多くて迷ってしまいます。
私がいろいろ試してみて、一番よく使った筆をこちらに掲載します。
参考にしてみてください。
そんなにお値段も高くなく、すごく描きやすいので全然違いますよ!
アルテージュ 筆 キャムロンプロ 5本組セット 164092
絵が上手になるとどうなるか?
絵が上手な人の絵は、図工室や教室の後ろに飾られたりしませんか?
ちょっとうれしいですよね。
なにか得意なことがあると、自信もつきます。
絵に興味がわくと、絵を見る力もつくので、美術館に行っても絵が分かるようになります。
趣味が絵画鑑賞というのもいいですね。
今回紹介した方法を試してみるだけでも、今までとは違う絵が描けるようになると思いますよ。
絵を好きになってくれる人が、一人でも多くなるとうれしいです。